庭が殺伐としているので一新したい、枝や落ち葉などが隣人宅にはみ出ておりトラブルを防ぎたい、といった庭木の困りごとはプロである伐採業者に依頼することをおすすめいたします。
ただ、伐採業者の数は多く、頼み慣れていない場合、何を基準で選べばいいか迷ってしまうことでしょう。
悪徳業者がいるのも事実なので、失敗しない伐採業者を選ぶコツや注意点について、料金や対応を軸にお伝えしていきます。
明朗見積り、明朗会計か -お金編-
失敗しない伐採業者を選ぶ第一歩は見積りを取ることから始まります。見積もりには作業に掛かる費用が記載されていますが、大切なのは金額だけでなく、内容です。
木の本数や工賃、処分代や移動費など細かく項目ごとに料金が記載されているのが良い見積書です。
一方、ざっくりと価格しか記載されていないがの危ない見積書です。
見積りが明細か、追加料金はないか
金額しか記載されていない場合には、何にいくら掛かるのか把握することができず、安易に追加料金を請求することができてしまうため、トラブルが多く発生します。大抵の場合、非常に安い価格で見積もりを出し、請求段階で法外な追加請求をされるという流れになる可能性があります。
見積もりを取った際は金額の確認だけでなく、『追加料金が発生するのか』についても確認する必要があるでしょう。また、電話やメールで状態を伝えただけで見積もりを作成する業者もNGです。
現地での見積りがおすすめ
伐採は木の状態はもちろん、近隣の環境を確認しなければ正確な見積もりを算出することはできません。
できるだけ現地まで見積もりに訪れる業者を選びましょう。近年は自社のホームページを持っている業者も多いため、あらかじめ確認しておくのも大切です。
この際、料金体系などを詳しく載せていると、よい業者の可能性が高まります。
サービスの範囲も確認を
また、「1本からでも対応してくれるか」というのも重要なポイントです。
通常、1本の伐採では移動費や人件費がかさみ赤字に近い状態です。ですが、優良業者はここで気に入ってもらい、次につなげたいとサービスを提供しています。
庭木の手入れは長い付き合いになることが多いので、まずは試してもらいたいと考えているのです。
知識と経験、実績があるか -対応編その1-
伐採と言っても、ただ木を切ればいいというものではありません。倒す方向やその後の根の処理、近隣への気配りなどたくさんのポイントがあります。また、伐採だけでなく、庭の管理や剪定作業、木の病気や、消毒について知識あると庭をまるごと任せることができる頼もしい味方となるでしょう。
安価な業者に依頼すると、素人同然のスタッフが乱暴に伐採して掃除もせずに終了してしまう場合もあります。業者を選定するなら、古くから営業している業者を選ぶと失敗が少ないですね。というのも、長く携わることで多種多様なケースに遭遇し経験や知識を蓄積している傾向が強く、どんな現場でも正しい判断ができる職人さんが揃っています。手入れは、樹木の種類や大きさで大きく異なるため、経験豊富で相談しやすい窓口となってくれそうな業者を選ぶのも正解の1つです。
作業時の対応 -対応編その2-
見積りがわかりやすく、実績がある頼れそうだとしても、作業時の対応が悪い場合もあるでしょう。
できるだけ依頼主に気を使わせないことを明言している業者を選ぶことをおすすめします。
例えば、作業中に家のトイレ借りない、火災や近隣からの苦情につながるため休憩中でもタバコは吸わない、お茶の気遣いは不要などが挙げられます。昔は当たり前だった項目ばかりですが、近年は自粛し、気兼ねなく利用できる環境を整えている業者も多くなりました。
さらに、作業自体に不満があれば、修正なども対応してくれるとより安心ですね。
まとめ
庭木の伐採だけでなく、森林や竹林などさまざまなケースがありますが、どんな場合でも業者選びが成功のカギとなっているのは間違いありません。失敗しない伐採業者の選び方には、
- 見積もりの内容までしっかりとチェックし、追加料金の有無についても確認をとる
- 実績と技術を併せ持つ職人がいる業者を探す
- 作業の質だけでなく、作業態度にも目を向けたサービスをしている業者を選ぶ
という3つを徹底することをおすすめします。